こんにちは、アフィリエイトの顧問実績が豊富な税理士の植村拓真です。
副業でアフィリエイトに取り組まれている方の中には、
上記のように考えている方もいるのではないでしょうか。
会社によっては副業を禁止しており、ばれた従業員に処分を与えているケースがあるため、実際に多くの副業アフィリエイターの方が悩んでいます。
今回はそんな方に向けて、アフィリエイトの確定申告で副業が会社にばれないようにする方法について解説します。
アフィリエイト収入が増えてきたので、正確に確定申告をして税務調査に備えたい、会社にばれずに法人化したいといった方は、お気軽にアフィリエイトに強い植村会計事務所までご相談ください。
アフィリエイトの確定申告で副業が会社にばれないようにする方法
それではさっそく、アフィリエイトの確定申告で副業が会社にばれないようにする方法から解説していきます。
上記のような方は、本項目の内容を意識しながら、副業でアフィリエイトに取り組んでみましょう。
住民税を普通徴収で納める
副業のアフィリエイトで収入が年間20万円以上で確定申告を行う必要がある方は、住民税の納付方法で普通徴収を選択しましょう。
住民税の納付方法には「特別徴収」と「普通徴収」の2種類あり、特別徴収を選択してしまうと、会社にアフィリエイト収入である雑所得があるとばれてしまうからです。
確定申告で普通徴収を選択しておけば、副業分の住民税は自分で市区町村に支払います。
会社に届く住民税決定通知書には副業分の収入が記載されないため、確定申告を行っても副業でアフィリエイトに取り組んでいると会社にばれません。
会社に副業のアフィリエイトがばれたくない方は、確定申告で住民税の納付方法を普通徴収にしておきましょう。
職場の人に副業に関する話を一切しない
会社の同僚や先輩、後輩などに、副業でアフィリエイトに取り組んでいる話はしないようにしましょう。
少しくらいなら、ここだけの話なら大丈夫と考えて副業について口外してしまうと、会社にばれるリスクが高まってしまいます。
アフィリエイトで個人情報に関する内容を一切出さない
ブログやX(旧Twitter)、Instagramなど、さまざまなプラットフォームでアフィリエイトを行う際は、本名で活動しないようにしましょう。
アカウント名だけでなく、画像やID、プライベートな投稿などでも、個人を特定されないようにしておくと副業の会社ばれを回避できます。
アフィリエイトに取り組む際のアカウント名やID設定で、誕生日やイニシャルなどを使用するのも、会社に副業ばれするリスクを高める原因ですので注意しましょう。
副業のアフィリエイトを会社にばれずに行うリスク
上記のように考える方もいますが、本業に悪影響を与えるリスクを高める行為に変わりありません。
そこで本項目では、副業のアフィリエイトを会社にばれずに行うリスクについて解説します。
今後副業でアフィリエイトを行ううえで、参考にしてみてください。
本業と同業種だと重い処分の対象になり得る
副業で取り組むアフィリエイトのジャンルを選ぶ際、本業と同じ業種のコンテンツを取り扱う方は注意が必要です。
会社に副業のアフィリエイトだけでなく、本業と同業種の広告を取り扱っていることがばれると、処分が重くなる恐れがあります。
会社側からすると、あなたは同業他社の売上に貢献しているからです。
さらに、本業で得た社内情報を副業のアフィリエイトで活用しているとして、会社の規定違反でより重い処分が下される恐れもあります。
副業で取り組むアフィリエイトでジャンルを選ぶ際、本業と同業の広告を取り扱わないようにしましょう。
会社での立場が危うくなり社内評価にも影響する
副業を会社に報告する義務があるにもかかわらず報告しない、もしくはNGなのに行っている場合、規約違反とみなされて社内評価に悪影響を及ぼす恐れがあります。
たとえば、本業に支障が出ていると会社が判断した場合は指導を受けますし、その後も副業を継続していれば懲戒処分となる恐れもあります。
安全に副業でアフィリエイト収入を得たい方は、事前に上司や人事などに相談しておきましょう。
アフィリエイト収入を確定申告しないリスク
上記のように考える方もいると思われますが、アフィリエイト収入を確定申告しないリスクは高いです。
確定申告を怠ると、税務署に無申告がばれて無申告加算税や延滞税といったペナルティが課される恐れがあります。
税務署は電子商取引専門調査チームを設置してネットビジネスの脱税を監視しているため、アフィリエイトの無申告はバレやすいです。
さらに、アフィリエイト収入を無申告のまま放置すると、非課税証明書や所得証明書が発行されません。
将来、奨学金やローンの申請が困難になりますので、アフィリエイト収入は確定申告を行っておきましょう。
アフィリエイトの確定申告に自信がない、節税対策を徹底してより多くのお金を手元に残したい、万が一の税務調査に備えておきたいといった方は、アフィリエイトに強い税理士への相談をおすすめします。
関連記事:アフィリエイトで確定申告しないとばれる?住民税やどうなるかも税理士が解説
安全にアフィリエイトに取り組み続ける方法
最後に、安全にアフィリエイトに取り組み続ける方法について解説します。
今後も気兼ねなく副業でアフィリエイトを続けたい方は、本項目の内容を参考にしてみてください。
副業について会社に確認しておく
副業でアフィリエイトに取り組む際は、会社にばれるリスクを避けるために、勤務先が副業を認めているかを確認しておきましょう。
たとえ副業が禁止されていない会社でも、信頼を失うリスクを回避するためには事前相談が重要です。
そして、副業と本業の時間をしっかりと区切ったうえで取り組み、しっかり確定申告を行って本業に悪影響を与えないようにしましょう。
従業員の副業を許可している職場を選択する
副業NGの会社に勤務しており、どうしてもアフィリエイトを継続したい場合は、従業員の副業を許可している職場を選択しましょう。
今後副業でアフィリエイトに取り組みたい方も同様です。
気兼ねなく副業でアフィリエイトに取り組みたい方は、従業員の副業を許可している職場への転職をおすすめします。
退職して専業アフィリエイターになる
副業のアフィリエイトで本業以上の収入を安定して得ており、職場から副業の許可をもらえない場合は、退職して専業アフィリエイターになるのもひとつの手です。
実際に弊所でも、副業アフィリエイターで退職して会社を設立したい方のお問い合わせをいただく機会が多いです。
繰り返しになりますが、副業NGの会社でアフィリエイトに取り組み続けていると、社内評価に悪影響を及ぼして立場が危うくなる恐れがあります。
「会社にばれたらどうしよう」といった不安な気持ちや処分を受けるリスクを抱えたまま、本業と副業のどちらにも集中できなくなるくらいなら、専業アフィリエイターになることも選択肢に入れてみましょう。
関連記事:会社員の会社設立はばれる!勤務先に内緒で法人化する方法と注意点を解説
まとめ
今回は、アフィリエイトの確定申告で副業が会社にばれないようにする方法について解説しました。
アフィリエイトの確定申告で副業が会社にばれないようにする方法は、
- 住民税を普通徴収で納める
- 職場の人に副業に関する話を一切しない
- アフィリエイトで個人情報に関する内容を一切出さない
上記であると解説しましたが、安全に続けたい場合は、会社の規定を確認したうえで職場の人に相談しておきましょう。
会社から副業NGが出たうえでアフィリエイトを継続したい場合は、副業OKの会社に転職するか、専業アフィリエイターへの転身も検討してみましょう。