こんにちは、アマゾン物販の顧問実績が豊富な税理士の植村拓真です。
植村会計事務所はネットビジネス全般に強く、アマゾン物販やeBayをはじめとしたネット物販はもちろん、ECサイト運営やせどりの顧問実績が豊富な会計事務所です。
毎月ネットビジネス業の方から、数多くのお問い合わせをいただいております。
そんな方々とお問い合わせや面談の中でやり取りさせていただいて特に多いと感じた内容は、
上記のように契約を後悔しているといったものです。
ネットビジネスは他の業種に比べて歴史が浅い分、対応できても顧問実績は少ない税理士がまだまだいらっしゃいます。
そのため税理士と顧問契約を結んだあとに後悔される方は、少なくありません。
今回はそんな方に向けて、アマゾン物販に強い税理士の必要性と失敗しない選び方について解説します。
本記事の内容を実践すれば税理士選びで失敗する確率を下げられますので、参考にしてみてください。
アマゾン物販に強い税理士が必要な理由
アマゾン物販で税理士が必要かどうかですが、無理に税理士に依頼すると資金繰りを悪化させるだけですし、売上が少ないうちの経理や税務会計は自力で行うハードルが低いため税理士に依頼する必要はありません。
一方で売上が伸びて安定している、経理や税務会計に使う時間を事業に回してさらに売上を伸ばしたいといった方であれば必要です。
そのうえでアマゾン物販に強い税理士を選ぶべきなのですが、本項目ではその理由について解説していきます。
- 事業で売上を伸ばすことだけに集中できる
- アマゾン物販に適した節税対策を徹底できる
- 税務調査やインボイス制度の対応などもすべて任せられる
- 資金調達をサポートしてもらえる
事業で売上を伸ばすことだけに集中できる
アマゾン物販に強い税理士はビジネスモデルを熟知しているため、面談時や契約後に逐一事業について説明する手間が省けます。
そのうえで経理や税務会計の一切を丸投げできるため、依頼すれば事業で売上を伸ばすことだけに集中できます。
アマゾン物販に強くなければビジネスモデルについて説明したり、話が噛み合わずに説明に時間がかかったりしてスムーズにやり取りできず、逆に事業の妨げになるケースもあるので注意しましょう。
アマゾン物販に強い税理士に依頼しておけば、確定申告や決算申告、消費税の申告などを正確かつ時間をかけずに行えます。
年明けの所得税の申告や決算期の法人税の申告などの期限に追われず、事業に集中して売上を伸ばしたい方は、アマゾン物販に強い税理士への依頼を検討してみましょう。
アマゾン物販に適した節税対策を徹底できる
アマゾン物販に強い税理士は顧問実績が豊富であるため、依頼すれば適切な節税対策を徹底してもらえます。
税理士は顧問実績が多い業種の費用ほど、経費になるのか、税務調査で指摘されやすいかどうかを経験から学んでいるからです。
たとえばアマゾン物販の商品の販売方法は、大きく分けてFBA販売と無在庫販売の2種類であることはご存知かと思います。
アマゾン物販に強い税理士であれば、会計処理を行ううえで必須の知識ですので、当然ですが説明しなくても知っている内容です。
しかしアマゾン物販の顧問実績がない税理士は、ビジネスモデルどころかそもそも販売方法についても知らないケースがあります。
繰り返しになりますが、アマゾン物販に対応できると言われて依頼したとしても、顧問実績がなければビジネスモデルから逐一説明する必要があります。
そしてビジネスモデルを説明したとしても、必ず理解してもらえるとは限りません。
そこでアマゾン物販に強い税理士であれば、ビジネスモデルの説明は不要でスムーズに契約を結んで経理や税務会計などを任せられます。
税務調査やインボイス制度の対応などもすべて任せられる
アマゾン物販に強い税理士と顧問契約を結んでおけば、税務調査やインボイス制度などの対応も任せられます。
アマゾン物販の顧問実績が豊富で、経理や税務会計の経験を多く積んでいるからです。
税務調査で調査官から質問される内容に対しては、得意な業種かつ普段から状況を把握している顧問先の情報ですので、正確な回答を用意できます。
そしてインボイス制度に関しても、アマゾン物販の顧問経験から顧問先の状況に合わせた対応を提案できます。
税務調査はアマゾン物販を行っている以上、絶対に入られないとは限りません。
正確に税金を申告していれば入られる確率を下げられますが、インターネット取引等についてのお尋ねが届いて対応しなければならないケースもあります。
インボイス制度に関しては、事業主全員に関係のある制度です。
取引相手が仕入税額控除を受けない方であれば、消費税の免税事業者のままでも問題ありません。
しかし仕入税額控除を受ける方である場合、あなたが適格請求書発行事業者でなければ取引相手は仕入税額控除を受けられないため、取引を断られる恐れがあります。
取引相手の意向や消費税の納税額などを考慮したうえでインボイス制度の対応を行うのが困難な方も、税理士への依頼を検討してみましょう。
アマゾン物販に強い税理士であれば税務調査はもちろん、インボイス制度についても総合的に判断したうえで対応してくれます。
資金調達をサポートしてもらえる
アマゾン物販に強い税理士と顧問契約を結んでおけば、適切なタイミングで資金調達をサポートしてもらえます。
顧問税理士は顧問先の経営状況を普段から把握しているからです。
資金調達の際に顧問税理士がいれば、事業計画書や申告書などの必要書類を作成してくれますし、税理士のサインが入った書類は資金調達元からの信用を得やすいため審査で有利です。
特に資金調達に強い税理士はどうすれば資金調達元の審査に通りやすいかを経験で把握していますので、依頼すれば審査に通りやすくなったり、有利な条件で資金調達できる傾向があります。
アマゾン物販で売上を大きく伸ばしたい、さらに事業を拡大したいと考えている方は、アマゾン物販に強い税理士を探すうえで資金調達に強いかどうかも確認しておきましょう。
植村会計事務所は国から経営革新等支援機関の認定を受けている会計事務所で、ご依頼いただくうえで借入利率が低くなる・融資額が大きくなる・融資審査がスピーディに進むといったメリットがあります。
いずれ資金調達を行いたいと考えていらっしゃる方も、お気軽に弊所までご相談くださいませ。
アマゾン物販に強い税理士の失敗しない選び方
アマゾン物販に強い税理士の失敗しない選び方について解説します。
記事冒頭で少し触れましたが、税理士に依頼したあとに後悔して税理士変更を検討される方は少なくありません。
税理士変更には税理士を探す時間だけでなく、契約継続の断りの連絡を入れる精神面での疲労も伴いがちです。
ご自身に合った税理士と選ばないと、いずれ税理士変更で心身ともに疲弊する事態に陥りかねません。
アマゾン物販に集中するためにも、本項目で解説する内容に目を通して、ご自身に合った税理士を選べるようになっておきましょう。
- ネット物販やECサイト運営の顧問実績が豊富か確認する
- 税理士報酬と業務内容のバランスの良さを確認する
- 担当スタッフとの相性をメールや面談で確認する
- ITツールを導入しておりオンラインで完結する事務所を選ぶ
ネット物販やECサイト運営の顧問実績が豊富か確認する
アマゾン物販に強い税理士の特徴として、Amazonをはじめとしたネット物販やECサイト運営の顧問実績が豊富な点が挙げられます。
アマゾン物販に取り組んでいる方は販売経路を拡大するために、複数のプラットフォームを併用している傾向があるからです。
ただアマゾン物販に強いとアピールしている税理士の中には、他のプラットフォームに対応していない方もいます。
念のために税理士を選ぶ際は、Amazonだけでなくご自身が利用しているプラットフォームに対応しているのかも確認しておきましょう。
税理士報酬と業務内容のバランスの良さを確認する
続いて確認する内容は、税理士報酬と業務内容のバランスの良さです。
アマゾン物販に強い税理士を選ぶ際、安さにこだわるとサービスの質が低くて後悔したり、サービスの質だけで選ぶと高額な税理士報酬を支払うことになったりする恐れがあります。
たとえば税理士報酬が格安でアマゾン物販に強い税理士に依頼すると、返信が遅かったり、言動が高圧的で気軽に相談できなかったり、担当スタッフが無資格で相談してもまともな回答がもらえなかったりなどと、まともにサービスを受けられないケースがあります。
一方で高額な税理士報酬を支払っておけば、サービスの質が高いケースは多いです。
しかし業務内容に見合わない、高額な税理士報酬を支払ってしまっているケースもあります。
アマゾン物販に強い税理士を探す際は、いくつかの事務所に問い合わせをして税理士報酬と業務内容のバランスの良さを確認しつつ比較検討してみましょう。
関連記事:顧問税理士とは?顧問契約の必要性・メリットや注意点を解説
担当スタッフとの相性をメールや面談で確認する
アマゾン物販に強い税理士と顧問契約を結んでおくと、確定申告や決算申告はもちろん、税務調査やインボイス制度などの対応も任せられるため、安心して事業に集中できます。
特に税務調査はいつ連絡が入るかわかりませんし、インターネット取引等についてのお尋ねもいつ届くかわかりません。
どちらも無視をすると追徴課税が発生する恐れがありますので、顧問税理士をつけておくと安心です。
ただしアマゾン物販に強い税理士を見つけたとしても、必ずご自身と相性がいいとは限りません。
愛想の良くない人がいれば高圧的な人もいますし、口数が少なくて頼りなく感じてしまう人もいます。
いざというときに相談しづらくては依頼する意味がありませんので、アマゾン物販に強い税理士を探す際はメールや面談で担当スタッフとの相性を確認しておきましょう。
表情や話し方、わからない内容を質問したときの対応に注目してみてください。
ITツールを導入しておりオンラインで完結する事務所を選ぶ
アマゾン物販に強い税理士に限らず、税理士を選ぶ際はITツールを導入しておりオンラインで完結する事務所を選びましょう。
ITツールを導入している会計事務所に依頼すると、すぐに連絡が取れる分早めに返信がもらえる、必要書類やデータのやり取りに時間がかからない分事業に集中できる、業務の効率化によりコストがかからない分税理士報酬が安い傾向がある、といったメリットを享受できます。
現在ではどこの事務所でもITツールを導入しており、契約前の面談から普段のやり取りまでがすべてオンラインで完結するケースが多いです。
しかし中にはITツールを導入していない事務所もありますので、依頼先を探す際は注意しましょう。
関連記事:失敗しない税理士の選び方|依頼タイミングと変更のコツも解説
ネットビジネスに強い税理士にお任せください!
今回はアマゾン物販に強い税理士の必要性と失敗しない選び方について解説しました。
依頼する税理士を探す際は、本記事で解説した内容を考慮して選んでみてください。
- ネット物販やECサイト運営の顧問実績が豊富か確認する
- 税理士報酬と業務内容のバランスの良さを確認する
- 担当スタッフとの相性をメールや面談で確認する
- ITツールを導入しておりオンラインで完結する事務所を選ぶ
アマゾン物販はネットビジネスではありますが、無申告でもバレないなんてことはありません。
国税庁はインターネット取引にも目を光らせていますし、実際に無申告がバレた例もあります。
個人事業主の方でも税務調査は入る恐れがありますので、申告が必要な方は必ず確定申告を行いましょう。
本業副業に関係なく、ネットビジネスの無申告はバレます。2023年2月の記事ですが、無申告がバレた例をご覧ください。
副業のネット取引、所得申告漏れ年116億円…フリマ転売も対象「バレると思ってなかった」 : 読売新聞オンライン https://t.co/UBSlGY9pDL
— 植村拓真|ネットビジネス・IT業の税理士 (@Takuma_Uemura_) November 7, 2023